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2024/03/04 18:00


Q1.開発の背景を教えてください。

A.商品作成の大前提として「保存料無しのおいしいモノを作りたい」という想いがあります。
 保存料無しのおいしい冷凍スイーツ、と考えた時、担当シェフが過去に中国のレストランで作り提供していたケーキを思いつきました。

 中国のレストランで5~6年提供していたスイーツを今回商品化しました。


2.商品の特徴、おいしいポイントは?

A.スポンジケーキだがしっとりとした食感で、バターの風味も感じるよう配慮しています。
 見た目も重視した結果、リング状のリングケーキとなりました。


Q3.味付けのコンセプトは?

A.バターと生クリームをベースに、具材の風味に合わせた味つけを行いました。

 味の種類によって配合はバラバラ。
 単純にベースの生地の味わいに味を乗せるだけでは完成しません。

 手間ひまがかかりますが、配合率を変える手法を選びました。


Q4.食材や見た目など含め、こだわりはありますか?
 
A.リンゴ味やレモン味では、生のフルーツを使っています。
 例えば「レモン」なら市販のレモン汁は使わず、レモンを絞ったレモン果汁や皮を使います。
 リンゴもその季節のおいしいモノを選び、コンポートして入れています。

 抹茶やチョコも、香りが立つように配慮しています。
 アーモンドなら、生地の食感や味わいを楽しんでもらえます。
 シェフととしては、特にリンゴ味に自信があるります。
 
 そして凍結し解凍しても、出来立てと同じ食感を食べてもらえるようにすること。
 ようやく凍結→解凍で、凍結前のモノと同じ味わいの商品がラインナップ出来てきたと思います。


Q5.シェフご自身で食べてみて、特においしいと思ったのはどんな所ですか?

A.解凍した後でもしっとり感や濃厚な味わいが感じられるのが良いと思います。


Q6.どのくらい試作を重ねましたか?

A.計15~6回は試作しました。

 特にふわっとした食感に苦労しました。
 そしてふっくらと膨らみ、丸みを帯びた見た目を表現するのも難しかった。

 リングケーキのフレーバーにより、熱の入りは変えないといけない。
 味により材料の配合率が違うので、一様の温度管理ではダメなので、そこにも気を付けないといけなかったです。

 また、フレーバーと具材の割合の調整も大変でした。